手掛けた案件の一例

(昨今多いご相談)

 

年々赤字が拡大する厳しい事業状況からの抜本的な飛躍

ご相談者:創業50年以上、年商5~10億円、従業員数10~50名、製造業、三代目社長

【ご相談内容】

親子三代に渡って長年営んできた祖業は、他社との競争で完全に消耗戦化し赤字が続いていた。考えうる手立ては全て講じてきたものの、大きな収益改善とはならず、潤沢な内部留保を食いつぶしていた。祖業をこのまま続けるべきか、事業縮小するにしても従業員や顧客をどうすべきか悩まれていた。

【議論したこと】

本業である大手メーカーの受託製造に拘らず、自社商材開発や新事業も含めた新たな事業機会の方向性と、本業の黒字化を狙った抜本的な財務構造改革を並走議論。前者は、業界経験長い社長の知見を頼りに、本業の顧客開拓や新商品開発の可能性を検討。さらに製造ラインを活かした新事業参入等の議論を重ねたが、いずれも従業員を維持するほどの売上を見通せなかった。後者の財務構造改革では、主要顧客の品質要求に応えながらの大胆なコスト圧縮は難しいことに加え、原価が上昇傾向であることから、将来に渡り赤字額は拡大、数年後には内部留保が消滅することが判明。

【出した結論】

今後の事業の成長が見通せないこと、構造改革による利益の黒字化は見込めないこと、数年後には経営破たんが見ていることから、事業撤退を前提に実施可能性の検討を進めることを決めた。社長から「誰にも迷惑をかけない撤退を考えたい」との要望が提示され、①従業員の心情に配慮した転退職支援②顧客の事業継続を前提とした他社への製造引き継ぎ③黒字化に向けた資産の処分活用の3つのテーマに絞り、役員や顧問税理士、これらのテーマに強い外部の社労士、弁護士らを加えたチームを組成し具体的なアクションを詰めていった。社長も積極的に議論に関与することで各テーマの実行イメージがクリアになり、途中思いもよらない従業員からの提案もあり、皆が事業撤退遂行への自信を深めていった。

【その後の動き】

社長から全従業員への方針説明会が設定され、事業撤退への一歩を踏み出した。社長と共に従業員の反応をイメージしながら発表原稿や想定問答を起案。説明会における従業員の動揺に強弱はあったようだが、即座に社長・役員による従業員の個別面談を実施。個々人の想いや要望を集めつつチーム内で転退職条件を検証、心情に寄り添った丁寧な条件合意を図った。主要顧客には社長から厳しい事業状況を簡潔に伝えて頂き、想定していた製造業者との交渉をバックアップ、製造ラインと止めることなく引き継ぎを完了した。6カ月というスピードで従業員の転退職と製造ラインの引き継ぎを終えて工場を閉鎖、跡地活用の目処までつけた。相談から2年で会社は黒字化、現在は不動産を中心に安定した事業をされている。社長後日談「撤退はぼんやり頭にあったが迷いない決断ができた」

ディスカッションデザインが提供すること

 

KANDOが行うこと

非連続な答えに辿り着くまでの頭の使い方をガイド
答えに必要な頭脳を持つ専門家の人選と巻き込み
頭脳の機能分担を指揮しながら思考とアウトプットの方向付け

クライアントが得られること

思考の全体像を意識しながら考えを進める方向とポイント
頭脳の組み合わせから創発される課題を切り崩すための新たなアイデア
指揮進行に煩わされることなく目標実現に向けた課題や実行に集中

結果起こること

前向きな意見や提案を取り込んだ迷いのない決断
関係者の共闘意識の醸成と機能的連携による課題解決

後戻りや迷走、停滞することなく冷静かつ着実な目標への前進

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